平成6年に復興が開始され、初期に植栽した漆の木は順調に生育し15年を経過したことを機会に、平成20年に本格的な漆の採取を行い、31本の漆の木から約9㎏の生漆を採取しました。この漆は復興事業による最初に収穫された生漆ですので、この漆を形にして残すことを計画し、まず岡山県下の日本工芸会所属の漆芸家、木工芸家で作品展出品希望者に無償配布しました。また、岡山ゆかりの人間国宝磯井正美先生、太田儔先生、北村昭斎先生、川北良造先生にも備中漆を進呈して作品の製作出品をお願いしました。作品展応募作品は25点で、4名の人間国宝の先生方を中心に審査が行われ、林原共済会理事長賞、岡山県知事賞、新見市長賞、真庭市長賞、山陽新聞社長賞、岡山県郷土文化財団理事長賞、岡山後楽園ロータリークラブ会長賞などが優秀作品に贈られました。作品展は次ぎの通り行われ、備中漆の透明度の良さが作品を引き立て、漆工芸の素晴らしさをアピールすることができました。