平成21年現在の備中漆植栽本数は新見市1,800本、真庭市700本の合計2,500本ですが、今後も分根法による良質の漆苗木を育てて増植してゆくとともに、生育年数をさらに重ねることと、殺し掻きと養生掻きによる漆の質におよぼす研究などにより、一段と良質の漆を採取する対策と、収穫量を増やことにより、日本の漆工芸振興に寄与して行きたいと考えております。その他林原共済会では、全国各地で育成されている20カ所の漆の苗木を蒜山で育てており、漆の特質を比較研究する圃場の整備も行っております。林原グループの林原生物化学研究所では、備中漆の研究を進めており、生漆に含まれる酵素の働きを究明して、光沢が美しく塗幕が丈夫で使いやすい漆作りの研究も進めておられます。