晩婚化が叫ばれて久しい。
結婚しない男が増えているのは事実だし、
自分の周りにも結婚に夢を持てない男がたくさんいる。
そういった男たちは果たして単にずるいのか?それとも賢いのか?
ガイアの夜明け「結婚しない男たち」はテレビで話題に…本でも読める?「結婚しない男」のドラマも動画でチェック
テレ東系ガイアの夜明けで
「結婚しない男たち~30代前半 未婚率42%の理由~」が放送されたのが10年前。
30代前半の未婚率は10年前から5ポイント上昇しており、
2015年現在で47.1%に達している。より「2人に1人は未婚」に近づいてきた。
「結婚しない男たち」で検索してみると荒川和久の書もヒットする。
本書のサブタイトルは
「結婚しない男たち 増え続ける未婚男性『ソロ男』のリアル」。
この「結婚しない男たち」の書評を見ると、
“「結婚に幻想が持てない、だから覚悟を決められない」というのはそのとおり”
“独身男性の消費の原動力に納得”
というようなものもあるが、基本マーケティングの本ということで、
結婚しない男たちの心持を探りえるような内容ではないようだ。
結婚しない男子を描いたドラマとしては2006年にフジテレビ系列で放映された
「結婚できない男」が有名。
結婚しない男の心理をコミカルに描いたドラマで、
キャストは主演・阿部寛、相手役を夏川結衣がつとめた。
結婚しない男性のドラマは数あれど、この「結婚できない男」は平均視聴率17%強、
アラフォー独身男性が一時社会的ブームにもなった。
韓国でもリメイクされ、今年続編が13年ぶりに放送されるという。
「結婚できない男(2006)」は「Amazonプライム・ビデオ」で全話配信中だ。
結婚しない男と言えば、ドラマで知られる阿部寛(あべひろし)。実際の私生活は?高橋一生も有名?
結婚しない男を描いたドラマといえば高橋一生、斎藤工、滝藤賢一が
AK男子(あえて結婚しない男子)を演じる
「東京独身男子」(テレビ朝日系)も放送中だ。
こういうドラマで演じると演者を独身だと思い込みがちだが、
阿部寛、滝藤賢一は既婚。高橋一生と斎藤工は未婚だ。
他にも結婚しない男性芸能人は多い。
有名どころでは中居正広、坂上忍、岡村隆史…などなど。
「AERA」記事に「結婚しない男急増は「やせ我慢」が理由?」とある。
このコラムの中で結婚しない男が急増している原因は
「束縛されず自由に過ごしたい」
「一人で過ごす時間を確保したい」
「誰かに頼らず生きていける」という男が多いからと分析している。
ここから垣間見える結婚しない男性の考えはとにかく
「一人を大事にしたい」ということ。
社会保障制度などを考えるとそれはずるい!となるかもしれないが、
人生の選択は人それぞれなので、
自らを大切にするライフスタイルはある意味賢いともいえる。
結婚しない男性が急増中ということは、イコール女性も結婚しない。
すなわち結婚しない男女の増加傾向を意味する。
30代女性の未婚率も1970年の7.2%から2015年には34.6%に急増している。
ただしこの統計には続きもある。
結婚しない男性も40代になると寂しくなるのか、
40代前半の未婚率は30%、40代後半では25.9%と漸減する。
また40代前半の女性も同じく19.3%、40代後半になると16.1%と低下する。
最近どこぞの大臣経験者が女性に
「子供を3人産むように」という発言をしてたたかれているが、
発言の是非はさておき、人口減社会というのは社会構造として大きな問題であり、
少子化対策が急務である事実は変わらない。
女性がお産マシーンでないことは事実だが、
結婚しない男性(女性)が多いということは一義的には
少子化が改善しないことの証でもある。
(無論未婚の出産もあるにはあるが)このことは看過できない。
まとめ
自分は24歳の時に結婚し、現在子供も高校1年生と中学2年生。
周りの親を見ると相当若いほうに属し、
人口減少に歯止めをかけるのにはひと役買っている。
無論子育ての苦労は多いが、それが面倒だから子供を産まない、
自分の時間が惜しいから子供は要らない、
というのはある意味あまりにも身勝手な論理。
もちろん社会全体を一人一人の力が支えるという思いが
先に立ち子供を産む人はないだろう。
要は伴侶とともに子供を産み、
育てることに希望を感じる社会にするためにはどうしたらよいのか。
難しい課題である。